この記事では、ヘンリー・クラウド/ジョン・タウンゼント著、『境界線』という本について、紹介させていただきたいと思います!
良いことをしているつもりなのに何故か上手くいかない、こう感じたことはありませんか?
- 大好きな人が喜ぶと思うことを一生懸命しているのに、お互いが愛し合う関係にならない
- 職場でチームや上司のために一生懸命仕事をしているのに、あまり感謝されないし成果にも結びつかない
- 一生懸命子育て・教育しているつもりなのに、子どもが自律・成長していく様子が無い
もし1つでも当てはまるものがありましたら、ぜひこの先も読んでいただきたいです…!
今回は、良いことをしているつもりなのに何故か上手くいかない人へ、解決策として境界線を作ってみてください!ということをお伝えしたいです。
この記事で分かること
- 対象者:
- 良いことをしているつもりなのに何故か上手くいかない、と思っている人
- 内容:
- 境界線とは何か
- 境界線が無いとどんな問題が起きるか
- どんな境界線を引けば解決するか
タイトルから???という感じだと思いますが、そんな方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。それではさっそく参りましょう!
境界線とは何か
境界線とは、自分自身を定義するもの、と本書では説明されています。
どこまでが自分で、どこからは自分ではないのか、その線が、境界線です。
つまり、境界線の中にあるものは自分のもので、境界線の外にあるものは自分以外のものです。
自分のもの=自分の責任下にあるもの、自分以外のもの=自分の責任ではないもの、とも言い換えられます。
自分の責任下にあるものは自分で管理し、自分の問題として取り扱わなければいけません。
一方、自分の責任ではないものまで自分の問題として取り扱ったり、影響を与えようとしてはいけません。
この説明で、何となくは分かると思いますが、まだはっきりしないですよね。
そこで、境界線が無いとどんな問題が起きるのか、境界線があるとどう上手くいくのか、次のチャプターで説明させていただければと思います!
境界線が無いとどんな問題が起きるか
境界線が無い人は、下記の4パターンに分類できます。
- NOと言うべき時にNOと言えない人
- YESと言うべき時にYESと言えない人
- 他人からNOと言われることに反発してしまう人
- 他人からのYESを受け入れられない人
これら4パターンの人にはどんな問題があるか、順番に見ていきます!
NOと言うべき時にNOと言えない人
NOと言うべき時にNOと言えない人、とはどんな人かというと、(極端な例ですが)
大親友から日本で「大麻運んで」と言われて断れない=犯罪を犯してしまう、
というような人です。
NOと言うべき時にNOと言えない人は何が問題かというと、何かを恐れて物事の良し悪しを見失ってしまうことです。
相手を傷つけることを恐れる、誰かから見捨てられることを恐れる、自分勝手だと思われることを恐れる、、、などです。
私もどちらかというといろいろ恐れて怖がってしまうので、すっごく気持ちは分かるのですが、恐れて悪いことをするのはやっぱりダメだと思います。
これが、NOと言うべき時にNOと言えない人の問題です。
YESと言うべき時にYESと言えない人
YESと言うべき時にYESと言えない人、とはどんな人かというと、
YESと言う=他人へ関わる・励ますべき時に、あまり他人に関心が無い人です。
例えば、奥様が子育てや仕事の悩み、自分の力不足を旦那様に打ち明けたとき、旦那様が素っ気ない返事を一言だけして終わる、というような感じです。
YESと言うべき時にYESと言えない人は何が問題かというと、私たちは一定の範囲内で他者に責任があるのに、その責任を放棄してしまうことです。
愛する人や家族に自分もある程度の関わりを持つべき、というのは納得していただけると思います。
YESと言う=他人へ関わる・励ますべき時に、あまり他人に関心が無い、これが、YESと言うべき時にYESと言えない人の問題です。
他人からNOと言われることに反発してしまう人
他人からNOと言われることに反発してしまう人、とはどんな人かというと、
例えば、会社を辞めたいと言った部下を怒鳴りつけてしまう人、です。(分かりやすいですね笑。)
こういう人たちは、自分の想像以外のこと・思い通りにならないことが起こると、自分の思う通りになるようにしよう、と考えます。
つまり、自分の境界線の中のもの、自分だけが責任を負わなければいけないものを、他人に負わせててしまいます。
これが、他人からNOと言われることに反発してしまう人の問題です。
他人からのYESを受け入れられない人
他人からのYESを受け入れられない人、とはどんな人かというと、他人から助けを受けることを拒んでしまう人です。
例えば、体調が悪くて家事を旦那様に代わってほしいけれど、大丈夫だよ私が当番だから、と言ってしまう、というような感じです。
(相手に申し訳ない、迷惑をかけてしまう、この気持ちも私はすっごく分かるので厳しいことを言うのは気が引けるのですが汗)
他人からのYESを受け入れられない人の問題は、良いものを中に入れて、悪いものは外に出す、というフレキシビリティが無いことです。
境界線は常に固定されたものではなく、私たちの状態によって動いて良いのです。必要な助けは得るべきです。(逆に誰かが助けを必要としていれば手助けしたいなと思います!)
境界線をどう引けば解決するか
境界線が無いと問題になるのは分かったよ!どうやって引くか教えてよ!
これが次に知りたいことですよね。
境界線を引くには3つのステップがあります
他の人と気持ち的につながる
ここで言う「つながる」とは、
①自分を殺さない・自分は自分でいる
②他人に依存しない・他人からいつでも離れられる関係
この2つをしながら「他の人と気持ち的につながる」ということを言っています!
他者に「ノー」を言う
怖い、と思うことも多々あると思いますが、勇気を持って「ノー」と言うことです。
他の人からの「ノー」を受け入れる
誰かから「ノー」と言われても、
①自分は否定されたと思わない、あなたは愛されていることを忘れない
②「ノー」と言った人とも適切につながる
この2つのことを忘れずに受け入れることです!
ちなみに私は
ちなみに私はどれも全然できていないです笑笑。
上の3つを見て、「え、難しそう」と思ったら、あなただけではないことをどうか忘れないでください!めっちゃムズイです!笑
まとめ
今回は、ヘンリー・クラウド/ジョン・タウンゼント著、『境界線』という本について、紹介させていただきました!
良いことをしているつもりなのに何故か上手くいかない、こう感じている人にぜひ読んでいただきたい1冊です!
まとめると、
- 境界線とは何か
- どこまでが自分で、どこからは自分ではないのか、を決めるもの
- 自分の責任下にあるものは自分で管理し、自分の問題として取り扱わなければいけません。
- 自分の責任ではないものまで自分の問題として取り扱ったり、影響を与えようとしてはいけません。
- 境界線が無いとどんな問題が起きるか
- NOと言うべき時にNOと言えない人は、何かを恐れて物事の良し悪しを見失ってしまいます。
- YESと言うべき時にYESと言えない人はYESと言う=他人へ関わる・励ますべき時に、あまり他人に関心が無い人です。
- 他人からNOと言われることに反発してしまう人は、自分の境界線の中のもの、自分だけが責任を負わなければいけないものを、他人に押し付けてしまいます。
- 他人からのYESを受け入れられない人は、良いものを中に入れて、悪いものは外に出す、というフレキシビリティが無いことが問題です。
- 境界線をどう引けば解決するか
- 境界線を引くステップは3つあります
- ①他人と気持ち的につながる、②他者に「ノー」を言う、③他の人からの「ノー」を受け入れる
です!
いかがでしたでしょうか?
正直なところ、今回はかなりはしょって紹介させていただきました。
本書には具体的な事例やもっと詳しいことが書いてありますので、ぜひ一度お手に取って読んでいただきたいです!
またいつもの通り、感想やコメント等もお待ちしております!
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