今回も、前回に引き続きジョシュア・ハリス著(辻潤/土屋治子訳、稲葉寛夫監訳)『聖書が教える恋愛講座』について解説させていただきます。
前回の記事はこちら↓
この記事を通じて、少しでも皆様の良き恋愛生活に貢献できれば幸いです。それではさっそく参りましょう!
印象的だった内容
②恋愛なしの友情関係を持つ
前回の①を読んで、結婚の準備ができるまで恋愛は待つことの重要性は分かった。
でも。
その間に魅力的な人に出会ったら?
恋愛に迷わず飛び込むか、ダッシュで逃げるかしかなくない?
と思ったそこのあなた!こう聞きたくなりますよね!(強引がすぎました。)この質問にも、ジョシュアさんはちゃんと答えてくれています。
「答えは単純。ただの友達でいること。」[i]
だそうです。
要するに、先ほど述べた、飛び込むか逃げるか、という究極の二択の間でバランスを取りましょう、ということです。
いやいや、そのバランスを取るのが難しいんですよ。恋は人を盲目するっていうけど、まさにそれで…。
そんな感想をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
著者ご自身も、キリストの兄弟姉妹として仲良くはするが恋愛の喜びは求めない、という、バランスや友情を保つことに苦労されたそうです(ベストセラー本を書かれるくらいすごい人でも葛藤があるのですね。私たちと同じと思うと励まされます!)。
前置きが長くなりましたが(今の前置きだったの⁉)、ここからは、恋愛と友情のバランス、を保つための具体的な方法を紹介させていただきます。
②のアクションプラン
まず、恋愛はふたりが内向き、友情は外向き、という関係です。
ここで言う「外」とは、趣味や勉強、仕事、信仰など、ふたりの関係を結び付ける外的要因です。
それに対して「内」は、お互いの関係そのものです。ふたりがお互いの関係そのものに注目したら、その関係は友だち以上です。そのため、常に外を向くよう心掛けることが大切です。
では、常にお互いが外に目を向けられるようにするには、どうすればよいのでしょうか。
楽しむ機会ではなく、仕えることで仲良くなりましょう。
つまり、映画やカラオケなど、一緒に楽しむ場を得るよりは、教会のお手伝いや勉強など、一緒に働くことでお互いを知り、友情を深めましょう、ということです。
もちろん、娯楽を一緒に楽しむことが悪だとは言いません。共通の趣味などを通して友情を深めるのも大切な時間です。
ですがそれだけでなく、ロマンスを求めない間柄では、仕えることで、ふたりの目を外に向けることもおすすめします。
また、私が思う具体的なアクションプランとして、できるだけ顔を見る機会を作ることをおすすめします。
個人的な経験ですが、LINEみたいなチャットって、ふたりだけの空間になってしまうし、直接は話しづらいこともノリで言えてしまったりして、ロマンスが盛り上がってしまいやすいと思うんです…。
コロナでなかなか難しいこともあるかとは思いますが、勢いで内側を向いてしまった!ということがないために、無理のない範囲で、顔を見ながら一緒に働ける機会を作ってみてください!
まとめ(すぎたかも)
今回も、前回に引き続き
ジョシュア・ハリス著(辻潤/土屋治子訳、稲葉寛夫監訳)『聖書が教える恋愛講座』
について解説させていただきました。
本書の一番のメッセージは、神様を喜ばせるために、恋愛するのを待つ、という選択肢も視野に入れようでした。
なぜ待たなければいけないのかというと、神様に喜ばれる関係にはお互いの献身が必要だからです。
恋愛を待っている間は、お互い友だちとして過ごしましょう。
おわりに
ここまで読んで、
やり過ぎじゃないか
そう感じた方もいらっしゃると思います。
著書の紹介をさせていただきながらこれを言うのは個人的に気が引けますがあえて書かせていただくと、著者ご自身が
「賛成できない人がいるかもしれませんが、それでもいいのです」[i]
とおっしゃっています。
神様が1人1人を特別な存在に創ってくださったように、おふたりの歩みも、カップルごとに異なると思います。テンプレート化するのは難しいと思います。
ですので、ここに書かれていることを参考にしつつ、皆さまが神様に語られたことを一番大事にしてくださるのが私の願いでもあります。
何より、ここではご紹介できていない内容がたくさんあります。どんな伴侶を探すべきか、独身時代をどうすごすべきか、性の純潔とは何か、などなど。
おすすめの一冊ですので、この記事を読んで気になった方はぜひご一読ください!!
また、ご意見・ご感想・取り扱ってほしい内容などなどございましたら、ぜひご連絡ください!
引用
[i] ジョシュア・ハリス『聖書が教える恋愛講座』ホームスクーリング・ビジョン株式会社, 2005年3月31日, p.188
[i] ジョシュア・ハリス『聖書が教える恋愛講座』ホームスクーリング・ビジョン株式会社, 2005年3月31日, p.10
著作権者(著者、訳者、出版社)の皆さま
当サイトでは書籍などで得た知識をもとに、記事を投稿しております。
原著作物の表現に対する複製・翻案にはならないよう作成し、何より日々献身的に働いてくださっている全ての方々への感謝と敬意を表するサイトを運営できるよう、祈りながらさせていただいております。
しかしながら、至らない点があり、記事の取り下げなどをご希望される著作権者の方々は、お手数おかけし大変恐れ入りますが、下記連絡先までご連絡ください。
Instagram : https://www.instagram.com/1819returnee/
Gmail: y-ishiyama-ok3@eagle.sophia.ac.jp
今後も、関係者皆さまへの感謝と敬意を込めて、良いコンテンツをお届けできるよう最善を尽くしますので、引き続きよろしくお願いいたします。
コメント